静岡県人権啓発センター(人権同和対策協議室)さんでの
保育者と子どもに焦点を当てて人権の大切さを伝える場
「大人と子どもの温かい絆づくりセミナー」
を担当させていただきました。
 
・自分にとっての人権とは?
・子どもにとっての人権とは?
・保護者にとっての人権とは?
・同僚とのやり取りにおける人権とは?
~といった問を通して
私自身も児童養護施設の職員として感じた憤り体験や
「いや」と言えなかった体験
身体にご事情が有る人の採用を検討する中で感じた葛藤と学び
ダイアログインザダークで気がついた人の力が生きる場
・・・などなどシェアさせていただきながら
日常を見つめ直す機会となりました。
 
それぞれの体験から、グループ内で
『大切にされたなぁと感じる体験』をシェアする中では
・任されて、やり遂げられた体験の誇らしい気持ち
・・・をはじめとして、
ホッコリする体験たちがあちこちであふれていました。
『大切にされていない、嫌な思いをした体験』では
・どうせ食べないから…と小盛りにするのはどうなんだろう。
・がんばってもできないことを…
 チャレンジすることで味わえる達成感もあるけれども、
 本人にとっては、本当はどうなんだろう?
~不思議と、嫌な思いをした体験の方がみなさんの声が大きく、
一見、盛り上がっているような空間に。
けれどもーーー本当は、チクッと傷ついた体験を
笑うことでごまかしたかったのかもしれません。
この笑い、もし見かけたら・・・
Helpかもしれないので気をつけたいところです。
(場でみなさんにフィードバックしたら、シーンとなりました)
 
後半は、とっておきのワークを。
みなさん 2人組で楽しそうにお部屋を出て行き 
ひんやりした感覚やドキドキや不安、安心・・・など
さまざまな体験を楽しんでいらっしゃいました。
体験とういうのは、あらためてギフトですね。
ワークを通じて、自分では当たり前だと思っているけれども
相手にとっては、そうではないのかもしれない。
だとしたらーーーどうしましょうか?
~日常に置き変えて、
それぞれの気持ちを考えるきっかけとなったようです.
 
最後には、
「自分のことも、もっと大切にしていいんだな…と思いました。」
「こんな風にじっくりとお話を聞いていただけて・・・本当に嬉しかったです」
~と希望と感謝があふれる、
温かい気持ちになる時間になりました。
グループは静岡県内さまざまな地域からいらしたみなさんが
交流できるような配置にしていただいていたのですが
心が通じ合ったみなさんが名残惜しそうに、
そして颯爽と席を立つ姿が素敵でした。
私自身、「人権とは」という問に向き合わせていただく
学びの機会を戴けたことに感謝です。