東京都キャリアアップ研修マネジメント 7月の3日目(最終日)を担当させていただきました。

今回は「育成・成長支援」についての各園での取り組みを分かち合う中で
・エルダー制度を取り入れて、
2年目が1年目に教える仕組みを取り入れている園。
(それによって、2年目がぐっと伸び、1年目も不安なところに寄り添ってもらえるそうです)
・リーダーが3番手に回って経験を支える場。
~といったお話も。

一方で、共通の課題は
中堅の意識をどう高めていくか?
・アドバイスをすると煙たがられてしまったり(良くなるチャンスなのですが)
・3年目で辞めてしまうため、「育成しても」とあきらめ感が出てきてしまう
…といった声もありました。
もしかすると、私たちには見えている”伸びしろ”がご自身には見えていなくて「否定された」と身構えてしまうのかも?
社会の変化とともに「当たり前」も変化していくことをエピソードでお話しすると
「当たり前の押し付け」になっていたのかもしれない…。
~とハッとした表情も印象的でした。

悩ましいのが”伝え方”。
つい、自分の言いたいことを
先に伝えてしまいがちですが、
実は大切なのは相手への寄り添いです。
どんな状況だったのかな?
どんな気持ちだったのだろう?
~そういった背景に寄り添う一言があると
その後の言葉がスッと入ってきます。
「そこまで…!?と思って聞いていましたが、
よくよく考えると思い当たることがありました。」
基本的にはみなさん「愛」からのかかわり。
誤解されると悲しいので、
感情を横に置いて 
意図の共有を丁寧にしていきたいですね。

P.S 都心ほど意識的に緑を残したり
取り入れたりしているおかげで
暑さの中にも心地良さが感じられてホッとします。