【保育の価値って、なんだろう?
~日常のすべてが、実は大切にしたい価値だと気がついた】
三重の翌日は、
東京都キャリアアップ研修マネジメント
7月の2日目。
事故が起こると、困る…
だからこそ、しっかり子どもを見て
臨機応変に対応ができる体制で
保育に臨むようにしている中で、
視野が広くなかったり、見えていない人もいて
結局「あっ」と思ったときには自分が動いてしまう…
そうすると、「私が動かなくっちゃ」となってしまい
なかなか人にゆだねられない、
抱え込みの悪循環にはまってしまうーーー。
~そんな風に感じている方も少なくないのではないでしょうか。
分かりますーーー!
ただ、それを続けるとなかなか全体の意識の底上げが難しくなるので
「みんなで考え、意識を底上げしていくためにどうするか?」
~というアプローチで
組織内のリスクマネジメントについて思いを馳せていきました。
とはいえ、「危険」→「防ぐ」
~とう発想だけでは、どんどん禁止項目が増えていく一方。
そして…かつて「否定語と禁止語の多い園は、けがや事故が多い」
~ということを聞かせていただき、私自身もドッキリしました。
かつての園は、禁止語と否定語が多く、子どものけがも多い園。
保護者への謝罪も多く、保育者のモチベーションがなかなか上がらない状態でした。
そこからーーー「大切にしたいことは何か?」
…にフォーカスを当てた対話で深めていく中でいろいろな園さんを見せていただき
「体力をつけよう」
「反射能力を、自然遊びの中で身に着けていこう」
「打てる対策の手はすべて打とう」
~としていく中で、けがが減っていった経緯がありました。
そういったことを踏まえて、まずは皆さんに
日常の中にある「保育の価値」を振り返り、
大切にするためのリスクマネジメントを考えよう、というテーマで
一旦自分たちで書き出した後に
グループワークにて深めていただきました。
保育の価値ーーー?
…って、なんだろうーーー?
はじめはシーンとしながら始まった、
グループワーク。
ぽつりぽつりと「こういうことかな、って思いました」
…と語り始める中で、はっとし始めるみなさん。
「家で過ごすだけではできない、お友達とのやり取りができる」
「家族以外の様々な大人と触れることができる」
「四季折々の自然の移り変わりを体験することができる」
「チャレンジする気持ち、やり遂げた体験」
「悔しさを徹底的に味わえる」
「分かち合う体験ができる」
…分かります、たしかに!と語り合う中で、
「日常のすべてが、じつは保育の価値だったんですね…!」
~と、情熱が内側からこみ上げてきた様子。
そうなんです。
「この大切な価値を守るために、どんな工夫ができるのか
作戦を練りましょう!!」
~ということで、スイッチが入りはじめたみなさん。
その後もいろいろなテーマでファシリテーター制度を取り入れつつ
深めていく中で、あっという間に2日目が終わっていきました。
人の内側に火が灯る瞬間、やっぱりいいですね!