「雑談さえも、する余裕がありません」

~そうですよね。
離職が相次ぐ現場で・・・日々を回していくので、
精一杯になってしまうことと思います。
私も体験があります。

そしてーーー一言が足りなかったために、辞めていった
職員の顔も、ちらほら思い浮かびます。
あの時、あの一言を掛けられていたら・・・。
あの時、もう少し気配り、心配りが出来ていたら・・・。
きっと、「自分はもうこの職場に必要ないんだ」
と去って行ってしまったのでしょう。

それを体験して、一番辛いのは・・・
後悔している自分や、
職員さん達なのではないでしょうか。

そんな思いを今後につなげるためにも
逆説的ですが、相手に興味を持ち、「あなたが大切ですよ」と伝わるように
主任である自分から声を掛けることです。
前回8月に前半を開催した主任さんのマネジメント研修
「離職を防ぎ職員育成につながるコミュニケーションとマネジメント」
の後半:2回目を担当させていただきました。

前回は、自分よりも年上の職員が多い中、どのように接していけばいいのか?
~といった質問がちらほらあり、懐を借りるかかわり方をご紹介したところ
「自分の言葉なんて・・・と思っていましたが、実際にやってみたら喜んでくださり。
 やっぱり人として相手を尊重し、向き合うことが大切なのだと実感しました。」
・・・という嬉しい感想も。

一方で、日頃の声掛けやコミュニケーションが大事というのは分かり、
さっそく取り入れて実践をしてみた。
うまく行くこともある一方で、
主任としての立場から、どこまでかかわっていいのか?
距離感に悩みます。

プライベートに踏み込まれるのはいやだろうし・・・。
~そう思っているのは、ご自身だけかもしれません。
素敵な主任さんが、自分のことを気に掛けてくれている・・・。
それだけでも、「ここに居ていいんだな」とホッとしますし、救われます。

慕われる主任であるために、
「リーダーシップのための五徳」を踏まえて
コーチング実践をオンラインながらも取り入れました。

わずかな時間ではありましたが・・・
みなさんの感想からは、
「コーチングを体験できて、よかった。」
「うまく行かなかったけれど、難しかったけれども
いまの現状を打破できるきっかけが見つかった気がする」
「五徳の実践、ハードルは高いけれども、一歩ずつ積み上げていきたい」
・・・というお声をいただく3時間でした。

草の画像のようです