【彩の国さいたまでの保育士情報交換会にて
 園を越えた叡智を分かち合うファシリテーター】

埼玉県の市を越えた公立園の
リーダー・主任・園長先生達が参加される情報交換会の場において、ファシリテーターを担当させていただきました。

コロナ前に始まった取り組みも、
コロナ期には人を隔てるアクリル板が物理的にも障壁になっていたのですが・・・
ようやくアクリル板を取り外して
思う存分語ることが出来るタイミングがやって来ました。

午前中はワールドカフェ形式で、
午後からは事例検討会ということで11のグループに分かれて
事前にいただいていた現場の困り感を踏まえて
現場で起きていることを分かち合い、
理想の状態からエッセンスに気がつくことで
「こんな風に捉えることも出来るのでは?」
「うちの園ではこうしていますよ」
とさまざまな風が入るひとときとなりました。

みなさん、
「なかなかこういう話、できないんです。
 こうして分かち合えて嬉しい。」とお話しされていました。

後半では事例検討ということで
それぞれのアンテナの立っているテーマについて掘り下げ、
発表をしていただきました。

なかなかな不満やモヤモヤ感にハマっていたテーマのグループも
おもしろいことに愚痴やモヤモヤを出し尽くすと、
「先生。この後、何したらいいんでしたっけ?」とふと立ち止まることになり、
「何に気がつきましたか?
 理想の状態はどんな状態です?」
~と尋ねると、少し考えて それぞれの答えを出していったのが興味深かったです。

出てきたテーマの一例は、以下の通り。
・保護者対応の難しさ
 ~目線を合わせていくためのコミュニケーション、態勢作りが大切
・人手不足
 ~人の数ではなく、技術を底上げしていく。社会資源や専門家の力も借りていく
・残業が多い・休憩が取れない
 ~やり方を変える、やらなくていいことを見つける、
  時間で切り上げる、声を掛ける。
・主体性を大事にした保育
 ~そもそも主体性って?大人と子どもの狭間の葛藤、子どもの目線(ひざ上15cm)、
・気になる子が多い
 ~医療的ケア児や特別クラスを設けている園の対応など参考事例の共有
・多国籍な子への対応が難しい
 ~その子・ご家庭が同人生を歩まれるのかによって、日本文化との融合の接点も変わってくる
・・・など、お話しが上がっておりました。

P.S オンラインサロンのきったかちゃんとお話しできる一コマも!
嬉しい再会でした♥

青写真・設計図、テキストの画像のようです