高知城を見に行き、
会場に戻ってきたら…
おや?制服を着た集団と、子どもが多いな?
だれかの応援に来ているのかな?
~と思いきや…。
ご本人たちが、プレゼンターでした!!

高知で開催された、こども環境学会。
印象深かった分科会のご報告です。
主催の先生がお話され、盲学校の先生が活動の様子をお話され
高校の防災部が「防災の魅力」について活動の様子が発表された後‐‐‐
小学生がずらっと前に並び、PCを操作する子・
マイクを持って発表する子・もう出指し示す子・・・。
完全に、子どもたちだけで小学校での防災の取り組みをプレゼンしてくれていました。
「僕の家は桂浜に近い場所にあるから、津波が来たら すぐに逃げなくてはいけません。」
~と。

私の中に「子どもにはここまで」という無意識の線引きがあったのか、と
自分で自分にショックを受けた時間でもありました。
防災は、他人ごとではない。
自分の命を守る意識を持つのに
早いことはないのかもしれません。
それぞれが自分事として捉え、自分なりに向き合う経験を通して
地域とつながり、人とつながり、防災を通して地形・気候・歴史…と
様々な観点から自分がどう生きていきたいのかを見つめ、地域の人と手をつないでいく。
そんなきっかけを、
子どもから大人へと成長していくプロセスで体験することができるのは
本当に尊いことだな、と感じました。

<以下、印象に残ったキーワードをご紹介いたします>
これまで、防災・・・子どもの声は聞かれてこなかった。
能登地震以降…なるべく子どもの声を。
「友達と会えなくて心配だった。」
「目を背けないでほしい。」
「復興が進まないのは、人が少ないから?」
「一緒に考えたい」
「道」「人口減少」など、遊び場だけでなく、街づくり全体としてーーー。
~子どもは守られるだけではなく、一緒に街を作っていく存在。
*盲学校での防災の取り組み
「一緒に逃げよう」寄宿舎からの防災キャンプを、
小学校3年生から60代まで弱視・知的障害・肢体不自由…
さまざまある中で、それぞれが自分事となるよう、様々な取り組みを行っている。
*安芸中・高等学校 防災特別課の取り組みより
僕たちが生きている中で、確実に南海トラフがやってくる。
そこに、どう向き合うか?
いかに、災害関連死を押さえるために、なにができるか?
中3で防災士を取得。生徒会で!?‐‐‐忙しくてなかなか活動ができない…。
別で組織を作ろう!~そこから「防災課」の参加を募り、スタート。
防災の魅力 
 ~関連する学問:地学・歴史…さまざまある。
自分事になる訓練を。
VRを使い、地震が起きたときにどうしたらいいか考える機会を。
*小学生の取り組み
・防災には、さまざまな魅力がある
・小学校3・4年生が授業の中で防災いついて学び、
 実際に道路を歩き。疑問に感じたことを質問し、地域の方に疑問を質問
・学校だけでなく…登下校中・家に居るとき…それぞれのシチュエーションで、安心安全マップを作製。
・自分で考えて、自分で動く。を、どう取り入れていくか。
・小学校…様々な校区からバスなどで通っている。
・それぞれの地域について、自分たちで考え、発信していくことの大切さ。
・防災は、つながりが大切。助け合えるようにしていきたい。
・小学生のうちからやっていくことが未来につながるなと感じた。
・Q.障害のある方へ、地震や津波が起きたときに、私たちができることは?
 A.まず、声を掛けてくれること。『一緒に行きましょう」「なにかできることはありますか?」
 ーーーお願いしたいことを発信できる。