ふだんの「雑談」どんな話をしたらいい？
「パワハラ、セクハラという言葉を聞くと、
職場の女性職員ともどんな話をしたらいいのか迷ってしまいます。
何を話したらいいんでしょう・・・？」
最近、こんな声を耳にしました。
職場の中でのコミュニケーションを大切にしたい。
そんな思いから女性職員に話しかけるものの、
自分よりも立場の上の人から声をかけられると
応えにくいことや不快に感じることにも
答えなくてはならないような関係性になってしまう・・・。
これは、女性職員に限らず、
自分と同僚・保護者とのやり取りにおいても
共通することなのではないかと思います。
大切なのは、
「その相手とどのくらいの信頼関係があるのか」
ということ。
信頼関係があったとしても、立ち位置として
そこに踏み込むことがOKなのか、そうではないのか。
・・・という、関係性の問題もあります。
ですが、少しずつ信頼関係を築いていくためにも
日々のちょっとしたやり取りは大切です。
そこで、こんなお話を思い出しました。
私自身も本間直人師匠から教わり、講座の中でもおススメしている
「雑談に役立つ「木戸に立てかけし衣食住」です。
～以下、「私だったらこんな感じ」という例題と一緒にご覧ください。
木（き） 気候や季節の話
例：「早咲きの桜が咲き始めましたね。春ですね～。」
戸（ど） 道楽（趣味）の話 ＊できれば、相手が分かる話がいいですね
「最近、久しぶりにZARDの曲を耳にして、あらためて聞き入ってしまいました」
に ニュースの話
「LS北見、素晴らしかったですね！実は、地元オホーツク北見のみなさんなんです。」
立（た） 旅の話
「先日、南丹市の研修に前乗りして 、美山かやぶきの里に行ってきました」
て 天気の話
「春らしいと思って油断をしていたら、急に冷え込みましたね」
か 家族の話
「うちの91歳になった網走の祖母が、先日こんな名言を言ったんです。」
け 健康の話
「最近、筋肉の衰えを感じて加圧トレーニングに通っています」
し 仕事の話
「今、新しいことを考えておりまして。（略）どう思われます？」
衣 ファッションの話
「そのコート、春らしくてすごく素敵ですね！」
食 食べ物の話
「寒い季節は鍋ですね！今年は鍋、されましたか？」
住 住まいの話
「北海道の出身なので、こちらは暖かいでしょうって言われるんですが…
実は建付けが、こちらのほうが寒いんです、」
～身近な先輩・園長先生・少し距離を感じる同僚、
日々の中で会話をを重ねていきたい保護者と・・・。
こんな切り口から始めてみてはいかがでしょうか。
また、「そよそよしい人と心の距離感を縮めていくための段階」についても
ご紹介してみますね。
