こんにちは、松原美里です。

ユーストリームで配信をしております【うめちゃんねる】
2月21日(水)は、「パワハラってなに?お互いを尊重し合う工夫とは」
〜というテーマでお届けします。

最近、研修でご依頼をいただく中でも
「パワハラ」という言葉を耳にするようになりました。

園長の発言や対応が
パワハラとして受け止められてしまう例もあれば、
離職した保育者の理由を探る中で
威圧的な先輩の行動に心が折れてしまった例。
納得のいかない保育について質問したところ、
受け止められずに人格否定をされて離職した例。

マネンジメント層の研修後のアンケートからは、
「パワハラについて、もっと聞きたかった」というリクエストもありました。

今回は、そんな声を受けて、
「保育現場のパワハラ」にフォーカスを当ててみましょう。

職場のパワーハラスメントとは−−−
「同じ職場で働く者に対して、
 職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、
 業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える
 又は職場環境を悪化させる行為」とのこと(厚生労働省)

・上司から部下に対するものに限られず、
職務上の地位や人間関係といった
「職場内での優位性」を背景にする行為が該当すること

・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合には該当せず、
「業務の適正な範囲」を超える行為が該当すること

が挙げられています。

たとえば、以下のような6種類が分かりやすい行為として紹介されています。

1)身体的な攻撃
暴行・傷害

2)精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言

3)人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視

4)過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害

5)過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた
程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと

6)個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること

〜といったことがあります。

詳しくは、悩んでいる人・管理職の人・人事の人
それぞれの目線で分かりやすく紹介されている
厚生労働省のHP 「あかるい職場応援団」をご覧ください。
https://no-pawahara.mhlw.go.jp/
これらを、保育の現場に置き換えて考えてみると・・・

「あれってパワハラだったんだ!」
と思い当たる体験や、
他園のお話で聞いたことがあることなど
様々なエピソードが頭に浮かんできます。

日々の中で大切なのはコミュニケーションの質。
もちろん、仕事が前に進むための教育も必要です。

「パワハラです!」と訴えることをおススメするわけではなく、
「パワハラって言われたらいやだな〜。」
と怯えて業務に支障をきたすのもおかしな話。

今回は、そんなパワハラについて、
お互いにできる工夫について考えてみましょう。

*20:00になりましたら、こちらに動画が紹介されますので、
どうぞお楽しみに!
https://www.ustream.tv/channel/umehanatv