UmehanaChildcareCommunicationsは「大人が輝く背中を子どもに見せる」をモットーに、保育者のやりがい促進・継続支援・離職防止へ向けた研修をしています

第9回目:手遊び20&会議進行セルフコーチング

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4月29日に東京ウィメンズプラザにて
「手遊び20&会議進行セルフコーチング講座」を
開催いたしました。

1. あいさつゲーム

2. 会の趣旨・講師挨拶

3. 手遊び
Ⅰ大事なお話、あいさつ、社会性に関わることを伝える時、人のお話を聞く時…など
姿勢を正したい時にお役立ちな手遊び
Ⅱお昼寝の前に気持ちをクールダウンさせる、
具合が悪い人がいる時に配慮をするなど
静かにさせたい時にお役立ちな手遊び
Ⅲ.遊びに飽きてダレている時や、場面を切り替える絵本や紙芝居の前など
集中させたい時にお役立ちな手遊び
Ⅳ.今まさに始まる!園内行事などを盛り上げたい時にお役立ちな手遊び
Ⅴ.お母さんとの別れ際にさびしくなてしまったり、気持ちが崩れている時など
気持ちを穏やかにさせたい時にお役立ちな手遊び
Ⅵ.遠足・イベントの前など
子どもの期待をふくらませたい時にお役立ちな手遊び

<休憩>

4. 手遊び <後半>
Ⅶ.心が荒れている時・親が恋しくなっている時など
気を紛らわせたい時にお役立ちな手遊び
Ⅷ.そわそわ、落ち着かない、制作の前、など
子どもを一旦注目させたい時にお役立ちな手遊び

5. 会議進行のコツ☆

現状についての客観的な認識を持ち、
理想の状態を詳しく思い描いたうえでどんな根回しが出来るか。
場の意味を再認識し、一人一人へどういったかかわりが有効か…
フォーマットを元に、実際の事例でイメージを膨らませ、
それぞれ具体的に挙げていく~セルフコーチング

6. 振りかえり

7. 参加者のまとめ

8. 最後の一言ずつ

~といった流れで進めていきました。

今回、手遊びは保育の中でよくある、さまざまな場面ごとに
「適している!」と思われるものを提案する形で進めていったのですが、
あらためてその効果の大きさ、多彩さを実感しました。

たとえば、私は
「魚がはねた」という手遊びを、
お出かけの前に電車の中でのルールを守るお話をする時など、
子どもたちが
「早くお出かけしたいんだから!はいはい…」
と流してしまいそうな時にわざと持ってきて
いくつかの子どもが喜ぶ魔法のフレーズを盛り込みつつ

* 私   「わぁ~!楽しかったね!!」
●子どもたち「もう一回!」
* 私   「しょうがないな~。」

~なんて言いながら和気あいあいとした雰囲気を作り、
そのまま「手・は・お・ひ・ざ~。」と声を小さく、ゆっくりにしていって
指を唇の前に持って行って 「しー!」 と注意を促し。小声で

* 私   「みんな。これからお出かけをするんだけども…。」
●子どもたち:ごくっ。
* 私   「うれしいからって、道路に飛び出してもいいと思う人?」
●子どもたち:ハッとし、頭を横に振る。
* 私   「じゃあ、電車の中で “景色がすご~い”って
大きな声を出してもいいと思う人?」
●子どもたち:神妙そうに “ううん” と首を振る。
* 私   「そうだよね。車にひかれちゃったら、
せっかく楽しいお出かけも悲しくなっちゃうし
電車の中で大きな声を出したら
周りの人が嫌な気持ちになっちゃうもんね。
みんな、ちゃんと分かっていてえらいね。さすがだね!」

…な~んていって気持ちを落ち着かせて出掛けて行くわけですが…。

今回講師として参加していただいた「手遊びに魅せられた男:DAIちゃん」は
お散歩の前に
「頭にくっついた!~みんな、お帽子大丈夫かな?」
→と確認をする。
「お腹にくっついた!~みんな、シャツはズボンに入ってる?」
→衣服の身だしなみチェック。
~というように、最終確認としても活用してるのだそう。

手遊びって、曲一つでも使う人によって切り口が変わるんですよね。
あらためて、活用の幅の広さ~オリジナリティに富んでいるなぁと感じました。

また、今回は私&西塚から手遊びを10個、DAIちゃんから10個で
計20個の手遊びをご紹介したわけなのですが。

私と西塚は、事前打ち合わせの時点で
「私たちの知ってる手遊び、昭和の香りがする!」
~ということに気がついていました。

昔、お母さんやおばあちゃんに教わったもの。
短大の手遊び授業でもらった教科書に載っていたもの。

そもそも、手遊びの本を編集した人の世代がそういった年代だったので
私たちもふつうに「アブラハムの子」など、
懐かしいラインナップを習得していきました。
DAIちゃんには「新世代のネタをお願いします」
とリクエストをしていたのですが
新しい曲も、どことなく懐かしい響きがあったり。
昭和の手遊び歌にアンパンマンバージョンやお笑いバージョンがあったりして
ベースは同じなのだということを、あらためて感じました。

先日音楽のプロデュースをされてきた方と
北海道東京会議にて子どもの歌についてお話をさせていただいた時にも
「流行りの曲と、子どもの感性や情緒が育つ曲はちがう」
ということをお話されていたことを思い出しました。

人対人で、大好きなお母さんや保育士が自分に掛けてくれるプラスのストローク。
そう思うと、手遊び歌は世代を越えて受け継がれていく
子どもの心を育てる魔法のツールなのかもしれません。

また、会議進行のコツでは、会議の目的や根回しを
セルフコーチングできるシートを中心に
私が実際に取り組んで成果を上げた参考例を上げつつ
みなさんから出てきた声に、2~3の
「こんなこともできますよ」
をご紹介しながら、
それぞれの職場を思い浮かべながら書き込んでもらいました。
参加者の反応から、日常の中で無意識に受け身に回ってしまう会議の時間を
主体的に見つめることで視野が広がる様子も伝わってきました。

今回は会議を真ん中に置いて考えていただきましたが、
このシートは保護者会や、子どものケースなど
自分が関わっていることを客観的に見て
変化のきっかけを見つける意味でとても役に立つもの。

ぜひ、どんどん活用していっていただきたいと思います。

<参加者から頂いた感想>
「沢山の手遊びや、その場に応じての使い分けを知ることができて
とても楽しかったです。」
幼稚園教諭  Y.T 女性

「すぐに活用でき、子どもが喜ぶ手遊びを知ることができたし、
日常生活の様々な話し合いの場で会議の進め方を活用できると感じた。」
元保育士 M.A  女性

「人見知りなので、最初はどうなることかと不安でしたが、
手遊び一発目で打ち解けられ、大変勉強になりました。」
幼稚園教諭 S.Y 女性

「概論ではなく、実際に使える」 学童保育勤務 T.I  男性
「これからもコーチングについて学んでいきたいと思います」
保育士 D.I 男性

今回手遊びの楽しさ・効果の大きさを体感したので、
次回以降もさまざまな手遊びをご紹介しつつ、
保育に役立つ切り口で講座を展開していきたいと思います。

講座実績

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