(2017年3月記事)

こんにちは、保育・育児アドバイザーの松原美里です。

今回は

「後輩の育成には段階を設定して、一段ずつ」

・・・について、掘り下げてみましょう。

 

【もどかしさを感じるリーダーたち】

新人さんが入ってきた。

さぁ、私はリーダーです。

とはいえ、これまでは自分が一番若手(下)。

いろいろと必死で覚えてきたのに・・・

教えても教えても、自分でできるようにならない。

これなら、自分でやった方が早いわ!

~と、だんだん教えるよりも もどかしい新人さんを泳がせて

自分ばかりが大変になってはいませんか?

 

【あなたがやってしまったら、 

      新人さんは成長しない】

その気持ち・・・とってもよくわかります。

だって、あんなに時間をかけて一から十まで説明をして。

やっぱり、その分 期待を掛けちゃいますもんね。

その期待が—ガッカリに変わった時。

「私の時間を返して~!!」

「この人、永遠に成長しないんじゃないかしら・・・。。」

何とも言えない無力感に、

育成疲れを起こしてしまう人も少なくありません。

人の成長は思うようにはいかないもの。

ただ、あなたの期待には応えられていなくとも

業務に慣れてくる中で、

その方なりの一歩は、踏み出せているはずなのです。

 

【寄り添いには段階ごとに課題設定を!】

最初から、高い目標を掲げるのはやめましょう。

(ご自身も疲れちゃいますからね!)

目標とする状態を、5段階くらいで区切り、

全体像を伝えた上で、

そこへ向けて一段ずつ階段を上るイメージで。

できることを増やしていくことをおすすめします。

たとえば・・・

 

・早番の鍵開け

・子どもを見る視点

・連絡帳の書き方

・保育準備

 

~などなど、簡単な一歩から 一緒に進めていき

上手くいったら、それを自信に

さらに次の階段を上ることができることができるよう

後押しをしていくのです。

 

「時間がない」

「人がいない」

~そんな声が聞こえてきそうですが・・・

そこを、どうマネンジメント(工夫・調整)するかが、

育成担当リーダーのお役目ですよ。

あなたの懐の深さを見込んで、

そのお役目に任命をしているのです。

まずは、どう工夫ができるか?

考えてみてはいかがでしょうか?