こんばんは、松原です。

この週末は、大阪へ、
学童にかかわる中で浮かんで来た
疑問をきっかけに受講した入門編を受けて
いじめ防止のプログラムを受講しに行ってきました。

●加害者:いじめる側—追跡調査によると、その後の犯罪率が高い
●被害者:いじめられる側—追跡調査によると、その後のひきこもり・ニートなどになる率が高い
●傍観者:周りで見ている側—追跡調査によると、引きこもりなどになることが少なくない

のどれかには
誰もが一度は当事者になった経験のある、いじめ。

あなたは、どんな体験がありますか?

私自身は、

◆小学校の頃、仲良く家を行ったり来たりしていた友達が
くらすの女子のターゲットになってしまい・・・
初めはかばっていたものの、最後の最後に、自分自身もクラスで外されることが怖くなって
手を放してしまった---傍観者の体験。
⇒その後自分を責め、反動で過剰な正義感に燃えるようになりました。

◆学生時代、一人暮らしを始めたばかりのころに
初めてできた友達のグループから外された体験
⇒結果的に一人行動の気楽さを知り、精神的に自立ができました。

◆少林寺の後輩女子をかわいがっているつもりが、
軽口がいじめのように受け取られてしまい、泣かれてしまった体験
⇒謝罪するとともに、力関係の影響の大きさを知り、深く反省しました。

~などがあります。

けれども、もし みなさんの身近な子どもからいじめに関するお話が出たり。
おかしいな?と異変を感じた時に
子どもの話や状況をどう受けて対応をするのか…

悩んでしまうことは、ないでしょうか。
私自身、学童で子どもたちから声が聞かれたとき
どう対応をすればいいのか思い悩み、学びの場に足を運んだ経緯がありました。

そう—じつは、見極め方も 対応も、
学ぶ機会が無いままに
保育者・教育者・保護者としてかかわることが多いのではないでしょうか。

今回は いじめの追跡調査から始まり、
子どもたちの未来を守るための予防となる
大人の関わり方について科学的な調査を元に

・いじめを定義づける4つのキーワード
〜相手に被害を意図的に与える・反復性・力の不均衡・不公平な影響力
---これらの条件がそろうと、子どもだけでは事態を改善することが難しい。
いじめと認識し、大人が介入していくことが必要。

・いじめ加害者の特徴
〜共感性のなさに基づく間違った考え・モデルの存在

・いじめ被害者の3タイプ
〜受け身 孤立 被害者・誘発型被害者・捌け口型被害者

・傍観者がいじめに関与しない3つの理由

〜何をしていいか分からない・報復を恐れている・状況をさらに悪くすることを恐れている

・風土へのアプローチ

・「大人の背中をどう示していくか」にかかわる
教員の傍観者リスクと具体的な介入・研修の方法

・当事者・被害者 それぞれの保護者への対応方法と、ワーク。

・子どもたちへの授業の展開方法と
深刻で重大な実例を読み解きながらのケーススタディ

・心に深い傷を与えるネットいじめ…。

これまでに自分にも子どもたちにも起こって来た
様々な出来事が頭をよぎる濃厚な時間でした。

話を聞くしかできなかったなぁ。
やり方がわからなかったなぁ。
~という無力感とともに、やっぱり知識は力になるということを感じました。

元教員である和久田先生の進め方は自分自身の講座にもたくさん学びがありました。

興味のある方はぜひ、受講してみてくださいね。

<いじめをなくすためにできること>
1Day 1000円の入門編から、2日間の養成編まで
https://kodomolove.org/topics/2017ijimeyobou_schedule.html