こんにちは、スタッフのヤマモトです。

本日も代表・松原の記事を紹介します。

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(2014年5月10日記事)

今月の保育士コミュニケーション講座が

「担任同士の気持ちを揃えるコミュニケーション」ということで、

講座のテーマにちなんだプチ知識をお届けしますね。

今回は、保育をスムーズにするヒント“客観的に見る”ことについて。

 

 

 

 

 

 

 

 

私自身、一緒に働いている相手の行動が

「おいしいとこ取り」に感じられてしまったり、

自分が考えて準備をしてきたことを台無しにされてしまったように感じて

もやっとすることがありました。

人間同士なので、最初から

「母さん、あれ取って。」

「はいはい、お醤油ね。」

~というようにはいかないもの。

熟年の夫婦であっても、

「あれ」=「お醤油」とピンとくるまでには

それまでの積み重ねやりとり土台にあってのことだと思います。

とはいえ、保育は「いま」の積み重ね。

空気のようにお互いの考えていることが伝わり、

スムーズな保育ができるためにも・・・

お互いが感じていることや目指していることを

「言葉で伝え合い、一緒に考えること」が大切です。

ですが、なにを言葉で伝え合ったらいいのでしょう?

「伝える」というと――

自分のモヤッとした気持ちをぶつけることを考えてしまいがちですが、

それでは相手もカチンと来てしまい、

なかなか良い関係は築きにくいわけです。

最終的には、おんなじ目標に向けて、

それぞれの場所から連携が組めること。

育ちや価値観をは人それぞれですから、

それぞれの個性を生かして足並みをそろえることができると、

気持ちが楽になるのではないでしょうか。

そのためにもまず、大切なのは“状況を客観的に捉える”ことです。

日々の保育の中にいると、意外と明確になっていないモヤッとした部分を

「今の現状」「理想の状態」

客観的に書き出して、整理をするわけです。

ちょっと立ち止まって、考えてみて下さいね。

(うまくいっている連携であれば、さらによくなるヒントが見つかります)

1.あなたの「現状」はどんな状況ですか?

・上手くいっていること

・難しいなと感じる場面

~など、考えてみて下さい。

2.あなたの理想の状態は、どんな状態ですか?

・人間関係の空気感は?

・子どもへのかかわり方は?

・連携の取り方は?

~夢のような状態でOKです考えてみて下さい。

3.では、「現状」と「理想の状態」の間に、架け橋を掛けるとしたら・・・

・どんなことがありそうですか?

・できそうなことはありますか?

・どんな小さな一歩がありますか?

ちなみに、当時の私の場合 現役時代を振り返ると・・・

「1.現状」が、一緒にやっていた人と足並みがばらばらであること。

なんとなく、いらっとすることが多いこと・・・などがあげられます。

「2.理想の状態」は、

相手を信頼して、委ねながらも保育が上手に回り、

高いパフォーマンスを発揮できることです。

「3.間の懸け橋」は、

どういうポリシーや思いを持って保育をしているのか、聞いてみること。

自分の理想としている動きと、

どうなってほしいと思っているのかを伝えてみること。

~などが上がってきました。

ここまで書くだけでも、

かなり頭の中のもやもやが整理されてくるのではないでしょうか?

大切なのは、「自分ごと」として捉え

「できることを見つけていく」ことです。

思い浮かべただけでも、

脳の中の意識にイメージがインプットされるので、

その後の行動に変化が起こってきます。

今思い浮かんだこと、ぜひ保育の中に生かしてみてくださいね。

 

 
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