こんにちは、スタッフの山本です。

本日も松原の記事をご紹介します。

 

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(2015年12月8日記事)

こんにちは、

保育士コミュニケーション講座、

講師の松原美里です。

今回は

「相手が攻撃を受けたと感じない、“三方良し”な伝え方」

をお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

 

保育の現場において「伝える」こと。

「伝わらない」ともどかしい思いを感じること・・・

また、どう伝えたらよいのかわからずに、

もやもやすること。

子どもへのかかわりについては

研修等でも様々な視点から知恵をいただけますが、

こと、保護者・同僚・先輩・上司に対しては

頭を悩ますこともあるのではないでしょうか。

私はかつて、先輩に

「先生はいつも子どもと座りこんでばっかりで、ずるいです。

私たちばっかりいつも雑用をしています。

先生も雑用をやってください!」

~と勇気を振り絞って伝え、

先輩の怒りを買って、

たんまりとお説教をいただいたことがあります。

 

私はその後、得たかった結果

=先輩も分担して掃除などの雑用を行う

を得られることはありませんでした。

 

私には私の感じていることや積もり積もった不満があり

それが爆発したわけですが・・・。

 

 

先輩には先輩の事情や見えている世界があり、

事実はもう霧の中ですが、

 

・私⇒言う人(自分の思いをぶつけた)

・先輩⇒言われた人(言われたくないことを突然ぶつけられた)

 

~という構図になり、言われた方の先輩は

気持ちのやり場がなくなって

不快な思いをしたったのだと思われます。

 

そういった経験を踏まえつつも、

いま、私自身は

旗上司:理事長・学園長・

旗同僚・部下:年上(79歳まで)・年下(20歳の職員)

・異業種からの転職の方・他園を経験してきた方

旗未来の後輩:中学生から大学生まで

旗地域の方:公園で会う方・他園の先生たち・園便り配布先

~とお話をする機会が多くあります。

 

その中で心掛けているのが、

「どんな状態が理想なのか?」

を明確にイメージし、

相手にリクエストを伝えることです。

相手に意見を伝えようとすると、

ともすると攻撃と捉えられ

打ち返されてしまうこともあるかもしれませんが

全体が良くなるための協力体制と捉えることで

結果的に、自分・相手・周囲の人にとっても良い

=“三方良し”の状態となります。

 

考え方としては、このような流れです。

改善したいこと・

今の状態に不満を感じていることは何か?

では、どうなればいいのか?

自分・相手・相手を取り囲む

様々な環境にとっての理想の状態は何か?

理想の状態の中で、

伝えたい相手にとって意味があることは何か?

そのために、どう在ってほしいのか?

どうしてほしいのか?

どんなリクエストがあるのか?

~これらを踏まえて、

自分の意見や思い・正しさをぶつけるのではなく

みんなにとって意味があることへ向けて

協力体制を築いて行けるよう

話をすることを心掛けています。

 

「伝える」ことに課題を持っている方、

ぜひ視点のちがいを意識してみてくださいね。

 

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以上となります。

本内容の実践ワークをご希望の方、

松原美里への講演のご依頼は、

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